放浪記

何気ないようで、やっぱり何気ない。そんな日常を綴っていきます。

雨音と無職

 

その辺にある微生物よりも小さい私の心なんですけれども、色々悩みすぎた挙句、もう疲れてしまって、何もする気が起きないようになりました。そして最終的には、なすがままになればいいだろうとやけくそになり、ある意味無敵というか、じゃあ最初からそういう態度で望めばいいじゃねえかと、そんな回りくどい奴が今の私です。


雨の音に混じりてこれを書きます。


朝方の晴れは何処へやら、いつのまにか強い雨が降り頻る19時前です。ほとんど無音に近いNさん宅内では、その雨音は分かりやすいように主張してきます。あと玄関にある洗濯機の音と一緒に。Nさんは電車で通勤しているので、帰ってくる時雨に濡れてしまうのではないかと懸念していますがどうでしょう。準備の良い方なので、傘くらいはもっているだろうけれど。

そして肝心の私。

やりきれないのです。暇だから、あとお金がないから、仕事がないから、一人だから、やりきれなくなるのです。贅沢なもので、仕事に追われている時はあんなに休みたい休みたいと、神に祈る思いであったのに、こうして無職の日々が続いていくと今度は別の不安がのしかかる。仕事が見つからなくてまずいと。そんな、ずっとこの生活が続くわけがないのに、です。
実際私は一人で生きているわけではないから、今こうしてNさんに助けてもらっているという現状であるのにも関わらず、まるで孤立無縁の幻想の中にハマってしまったかのようで、ああ、このままでは死の淵が見えてきてもおかしくないのではと、無駄な妄想にささやかな日常も奪われてしまう。何度も大丈夫だと頭の中で唱えてもです。いざとなれば、私の身になってくれそうな人はそれなりにいるのに、どうしてでしょうか。私は一人でいるつもりの傲慢な生き物から成長が止まっているのでしょう。哀れなものです。


少しずつ腹の中がぐるぐると、おそらく15時ごろに食べた焼き芋を消化している音でしょうか、どうやら空腹を感じる段階に入ってきた模様です。こんな状況でも、憎たらしいことに腹は減るのです。なんで?別に何もしていない日くらい腹が減らなければいいのに。もはや空腹にすら憤りが募ります。多分お金がないからかな...。


しかし不思議と、こうやってどうでもいい文章をただひたすらメモに書いていくことだけは、意外とできるもので、むしろやらない方が苦痛になりうるくらいになっています。読書も映画も音楽も、まったくもって手付かずの状態なのに、一番ハードルの高そうな物書きが、今の私には都合が良いようです。
まあ、何を書こうが自由な空間ですから、そりゃやっていて気が楽なものです。他のブログと違って、何か対価を求めるものでもなければ、コンセプトがあるわけでもない。ただ自分を書くだけのとてもシンプルなものです。よく言われている、何か思い詰めた時は紙に自分の思いを書けばいいらしいですが、それに似たようなものでしょう。逆に言えば、こんなに何文字も綴ってしまうくらいに、私の頭はごちゃごちゃに散らかっているとも考えられます。
とりあえず、晩飯の準備でもしましょうか。落ち込んでいても仕方ないので。

また書きたくなったら書きます。

 

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