放浪記

何気ないようで、やっぱり何気ない。そんな日常を綴っていきます。

焼肉きんぐと好きな人

焼肉の食べ放題が終わった後は、もう1ヶ月は肉なんて食べたくもなくなり、まるで食べる前の腹を空かせていた時とは真逆の考えになるものです。所詮は人間の考え方なんて、一つの出来事であっさりと変えられたりもする。ちょろいものでもあり、革新的なものでもあります。

私はあと1ヶ月と少しで今の仕事をやめてしまうのですが、それもまたどう変わっていくのかわからない。もしかしたらやめるのをやめるのかもしれませんし、やめるままなのかもしれません。いずれにせよ、一ヶ月後には自分の予想もつかない自分として生きているのだろうとは思います。

自分は好きな人に好きと伝えることをそれなりに避けてきた人間でありますので、今職場内に好意を抱いている人がいるこの状況に戸惑いを隠しきれません。その人が好きだと気づいたのは多分9月か10月ごろで、その頃にはもう仕事をやめると決めていた時で、別にその人が好きだから今の職を続けるなんて毛頭も思うことはありませんが、気持ちだけは海月のように漂うばかりであります。しかも私たちが働く社内は、物流関係ということもありだだっ広い倉庫のようでして、基本的にはその中の一部の人としか関わりを持つことのない中、1日のうちに一瞬だけでもすれ違えたらラッキーなレベルでしか会うことのない人に好意を抱いたのが無謀というかばかというか。とにかく人間なんてのはちょろいものだと、その人のことを想うたびに、今日の焼肉きんぐでの食べ放題を終えた今のまんぷく具合を感じるたびに思うのです。

一応、その好きな人に渡すチャンスがあればと、後悔しないように連絡先と簡単な文章を添えたメモだけは持ち歩いています。しかしチャンスは1日のうちに0.5秒くらいしかないので、なんとも難しい。そのうちにタイムリミットの1月20日が来て職場をおさらばしてしまいそうですが、それだけは絶対後悔するので避けて通りたいところ。明日も会えたらと思いながら、もやもやしながら眠りにつくのです。

では。

 

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