放浪記

何気ないようで、やっぱり何気ない。そんな日常を綴っていきます。

2021-01-01から1年間の記事一覧

命賭け

命を賭けなければ、私は死んでしまうんだと思った。 呼吸が止まるわけでもなく、脳が腐っていくわけでもなく、それでも私は死んでしまうのだと気づいた。 人間として、知能や才能を培ったものとして、死んでいくのだろうと知った。 別にこのままでもいいのだ…

重労働の果て

私は何に悩んでいるだろう。 何に苦しんでいるか。 ただの疲れか、それとももっと内面からくる苦しみなのか。毎日を猛スピードで駆け抜けるように、ひたすらに稼働して行った。それからくる私の今のどうしようもない焦燥感はなんなんだろう。 私はいつも、何…

久々の投稿

昨日は夜中の3時に帰宅したくせに、今日も仕事があった。 6月にぺーとシェアハウスの皆んなと公園でピクニックに行った日あたりから、多忙に続く多忙で、まともな文章など当たり前のように書けていない。 休みなどろくになかったりする。 それでも私はこうし…

腹の雷鳴

ゴロゴロゴロ... となりつつあるのは、真夜中の星たちを埋め尽くすかみなり雲、、、ではなく、私のお腹です。なんだお前、腹が減っているのかといえば、決してそうではなく、私は昨日からずっと、お腹を下している有り様なのです。 腹が痛い、腹が痛いと、個…

4月14日

4月に入って、たくさんたくさん読書をしました。それによって私の頭は以前と比べてかなりガチガチに情報が詰め込まれた、張り詰めた脳みそになり、頭蓋骨の窮屈さ、私自身の価値観の狭苦しさに耐え難いものとなっております。 インプットの弊害がここにきて…

カラマーゾフへの挑戦

読書ばかりしていると、私の頭脳へと許容できる範囲を超えた情報量がどんどんどんと、湯水のようにブチ込まれていき、最終的にはもう何も読めない、何もできない、何もかもが意味不明です。 小説ばかりに目を通し、不意に目を離した後に全く関係のない、区役…

退屈にて

退屈が、この世のなりよりの贅沢だ。 全てが満たされて、不安や焦燥もない、身体も心も落ち着いているこの瞬間。これ以上に、人は何を求める必要があろう。悩みだらけの面倒臭い生活だらけで、ふとこれらの心配事が消えてしまったらと、切に願うばかり。願っ…

天気の薄暗い土曜日に、 わたしは仕事を休みました。 もう20数年ほどの間、 幼稚園児の頃から社会人になった今まで、 そのほとんどの期間が、 家を出て社会に赴くという行動にひざまづくのでした。 原因は分かりません。 ついこの間まで楽しかった外での空間…

命がけのなにか

ある日の集まりのこと、Tーさんは言いました。 人間、死ぬ気でやればそうそうへこたれることもない。 すぐに参ってしまうような甘いやつは、命の危機にさらされたことのないやつだ。 酔っぱらった雰囲気の中で、確かこのようなことを言っていたような気がし…

パーティーの予感と誰かが言った

今日はTーさんの家に遊びに行く日です。約束していたケンタッキーパーティーをする日ということで、 京都方面に向かうべく御堂筋に揺られています。前回の集まりではコストコで買い占めた魚介類しゃぶしゃぶパーティーだったのですが、 今回はケンタッキーを…

退屈しのぎ

読書はわたしの頭の中を文章で貫通していき、脳細胞やら血液やらを乱していく。 そして既存の潮流を完全に殺すことなく、 また新たな流れのリズムを形成して、 その頭が今のわたしの見るものすべてを外界として扱っていく。 同じような日常の中でも、 少しの…

立ち上がる今

共有ルームでは相変わらず談笑の声がわたしの部屋まで聞こえてくる。 そしてまたまた相変わらず、 ベランダの向こうからは、 車が通る音が容赦なくわたしの耳をつんざく。 もう、この生活にも慣れてきたと思う。 ふとしたような微睡の中でこれを描く。 昨日…

寝よか...。

最近の低迷具合が、ひどくわたしの中の虚しさを広げていく。あーあーあー、と耳を塞いで現実逃避したいくらいに、羞恥に塗れている。もうこうなったら眠るしかない。哲学とか読んでられない。わがままで子どもなどうしようもない自分が、ひどく憎たらしくな…

イン・ザ・サンマルク

テーブルの上のお盆には、 食べ散らかしたクロワッサンの袋とおしぼり、飲み干したコーヒーカップ、 あと読みかけの乙一の小説が一冊。 室内はぼんやりとした橙の灯りが所々に灯されている。 その光に当てられて読書をしていると、 ふと顔をあげたときに光の…

共有ルームのひとり

ワイワイ話している女性たちを尻目に、 さりげなく共有ルームで味噌煮込みうどんを食べていた。 韓国人?のM氏は黙々とジオラマを作っていた。 わたしは彼の向かいの席でずるずるとうどんをすすっていた。 食後にこれを書く。 共有ルームでは子供を産みたい…

新しい環境に新しい環境

寝不足気味でこれを書きます。 昨日から新しい仕事が始まって、 新しい職場に見慣れない顔ぶれと、 またもや環境は変わりました。 しかも今回は、 今まで経験したことのない高層ビルのオフィス内。 新鮮さもあり、 慣れないところで少し疲れたり、 それでも…

朝食後のだれかさん

朝です。 ただ今6時15分。 早起きがしたいわけでもありません。 腹が減って目が覚めたのです。 昨日の晩飯を、軽くつまむ程度にしたせいか、 朝の5時頃からまるで痙攣してしまいそうなほどに空腹感が襲ってきました。 朝ごはんに焼きそばを食べました。 多分…

さまよう

冷や汗をかきながら、梅田阪急ビルのタリーズコーヒーでこれを書く。 哲学をひたすらに頭に詰め込んで、仕事の始まりを待ちながら、同居者の誰とも心を通わせない生活に、いよいよ気が狂ってきた模様。 慣れないままに哲学入門を読みながら、箸休めに谷崎潤…

哲学に染まりつつある頭の中

少しずつ共有ルームでの居心地もよくなってきました。 誰かがいてもそこまで気にせずキッチンで料理をしたり、ぎこちなくとも会話の量は増えてきたりと。 でもまだまだ自分を出しきれていません。 前職で毎日顔を合わせていた野郎たちに対してゲラゲラしてい…

緩やかな一人

カントの純粋理性批判の解説を読んだりしている。 最近Tーさんの影響もあって哲学入門なんかをキンドルで読んだりしている。 2月は、暇があれば哲学の本でも読んでおこうかといった具合に、緩やかな目標としている。 淀屋橋の駅前のベローチェでこれを書く。…

ふと内を見た時にきづくもの

こわいこわい、私は世間が怖いのです。なんでも、生きているだけで働かなくてはいけない社会の中に放り込まれて、自分の内面が求めるものに応えてき、そして外の世界に生かされていくことそのものにも対面していかなくてはならない、その揺るぎない事実が怖…

神経質はさっさと辞めよう

大阪のシェアハウスに移り住んで、早くも10日が経過したが、私のハウス内での立ち振る舞いは依然として人見知りのそれである。相変わらず共有ルームには極力顔を出すこともなく、住人たちと対面しても小さな声でただいまと呟くのみ。きっと暗いやつだ、冷た…

ごちゃごちゃした私と梅田

共同生活、困難極める。 大阪のシェアハウスに引っ越して数日が経つが、未だに住民たちの名前も顔もロクに覚えていない。 相変わらず共有ルームには気楽に顔を出せずにいる。 別に他の人たちを毛嫌いしているわけでは毛頭ない。 しかし私の人見知りは根強く…

人見知りの壁

ベランダからはひたすらに大通りを突っ切る車の音が一日中聞こえてくる。そして私の部屋を出てすぐの共有ルームでは、夜に近づくにつれ誰かしらの会話とか笑い声が絶え間なく聞こてくる。今日は節分パーティーという、みんなで太巻きを食べようというイベン…

バタバタしてる間に新天地

モヤモヤしていた日々は遠い過去のようでして、しかしそのモヤモヤしていた時に書いたであろう前回の記事はたった数日前の出来事になります。知らぬ間に2月に入り、2月は私の歳が一つ増える月なのです。寒くて少し寂しい2月の始まり。新しい住居でこれを書き…

模索人の慰め言

普通に偏差値の高い高校、大学に行き、安定した職について、結婚して子どもができてハッピーに老後を送る、そんな人生がマジョリティーとして扱われているものなんだろうけれど、今この段階で家を飛び出して、職もまともに決まらないままでNさん宅に居候して…

雨音と無職

その辺にある微生物よりも小さい私の心なんですけれども、色々悩みすぎた挙句、もう疲れてしまって、何もする気が起きないようになりました。そして最終的には、なすがままになればいいだろうとやけくそになり、ある意味無敵というか、じゃあ最初からそうい…

私、心配性なんです。

仕事が決まらない居候の現状にモヤモヤが止まらなくなっている今、ああ、そういや私は心配性だったんだと思い出しました。もし、このまま仕事が決まらなくなればどうしようだとか、そういや最近の食費に結構な額を使ってしまったせいで入居予定のシェアハウ…

濡れた肉まん

Nさんは隣の部屋でピアノを弾いている。私は肉まんを蒸し器で温めているが、いつ出来上がるのかもわからないので、ずっと居間で完成するのを待っている。料理を蒸す経験もなく、それもまた初めての試みとしてやってはいるものの、もしや焦げてしまわないかと…

独りよがりの居候

今、私は居候の身であり、仕事はしておらず、そして決まっておらず。Nさんの家で一人、これを書いている。何かそわそわするような気もする。昼間、昨日応募した介護系の派遣会社から連絡が来て、私が昨日応募した勤務先では働けないが、ほかの老人ホームでな…