放浪記

何気ないようで、やっぱり何気ない。そんな日常を綴っていきます。

模索人の慰め言

普通に偏差値の高い高校、大学に行き、安定した職について、結婚して子どもができてハッピーに老後を送る、そんな人生がマジョリティーとして扱われているものなんだろうけれど、今この段階で家を飛び出して、職もまともに決まらないままでNさん宅に居候している自分は、どうやらその類の人ではないことは、自覚するのに容易であることは承知しております。

一日中ゴロゴロして鈍った身体と心でこれを書きます。

まだ理想の生き方すらも、模索の限りを尽くすしかなく、時折迷ったり憤ったり、息が詰まるような壁に阻まれたりするもので、周りはそんな自分を20代独特の羨ましい生き方なんだと評価することが多いです。君の生き方は今のうち、今のうちだからと、そんな念を推しながら、私の自由を指加えて見届ける人たち。おそらく私の今のスタイルでは、貯蓄や結婚や家族を養う力などは、到底手に入るものでもなく、もし扶養する側に立たされる時がきたとすれば、今の私には何かしてあげられる術もありません。
私もその立場を理解しながら生きてはいます。早く居候から脱出しなければならない。私も私で、自分の理想が曖昧ながらも見えてきたりするものですし、誰かに自分の身を委ねて生きていくことがそんなに好きではありません。それに貯蓄もそこまでなく、少しずつ擦り切るように使っているお金も、新天地へと進むにあたってある程度残しておかなければ、いざと言うとき困るものです。
お金とか、仕事とか、いつも考えています。毎日求人サイトを眺め、働けそうなところにひたすら応募し続けていく、そんな毎日。そりゃ楽しくはなく、今日の夕方、あまりの無力感にほとほと疲れてしまいました。迷子独特の、答えのわからない疲れが出てきたような感じです。
いつも大したことないことで希望を落としてしまうのですが、そのくせ分かりやすい道を選ばない。世間一般的に言われている安定した道に行かない。いや、行かないのではなく、行けないの間違いなのだと、最近気づいたわけです。少なくとも今のところは。
でも道は一つではなく、答えもまた人によって千差万別であり、私には私に合ったやり方があるのだろうし、そのためには人のやり方を真似たり、誰かの道を辿ってみたり、そして自分の中に答えを見つけたり、そうするしかない。
やれるだけやって、それでも無理なら仕方ないでしょう。あまり現状に失望せず、模索していけたらなと、モヤモヤしている自分を慰めるための文章でした。以上。

 

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