放浪記

何気ないようで、やっぱり何気ない。そんな日常を綴っていきます。

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

カラマーゾフへの挑戦

読書ばかりしていると、私の頭脳へと許容できる範囲を超えた情報量がどんどんどんと、湯水のようにブチ込まれていき、最終的にはもう何も読めない、何もできない、何もかもが意味不明です。 小説ばかりに目を通し、不意に目を離した後に全く関係のない、区役…

退屈にて

退屈が、この世のなりよりの贅沢だ。 全てが満たされて、不安や焦燥もない、身体も心も落ち着いているこの瞬間。これ以上に、人は何を求める必要があろう。悩みだらけの面倒臭い生活だらけで、ふとこれらの心配事が消えてしまったらと、切に願うばかり。願っ…

天気の薄暗い土曜日に、 わたしは仕事を休みました。 もう20数年ほどの間、 幼稚園児の頃から社会人になった今まで、 そのほとんどの期間が、 家を出て社会に赴くという行動にひざまづくのでした。 原因は分かりません。 ついこの間まで楽しかった外での空間…

命がけのなにか

ある日の集まりのこと、Tーさんは言いました。 人間、死ぬ気でやればそうそうへこたれることもない。 すぐに参ってしまうような甘いやつは、命の危機にさらされたことのないやつだ。 酔っぱらった雰囲気の中で、確かこのようなことを言っていたような気がし…