放浪記

何気ないようで、やっぱり何気ない。そんな日常を綴っていきます。

命がけのなにか

 

ある日の集まりのこと、Tーさんは言いました。

 

人間、死ぬ気でやればそうそうへこたれることもない。

 

すぐに参ってしまうような甘いやつは、命の危機にさらされたことのないやつだ。


酔っぱらった雰囲気の中で、確かこのようなことを言っていたような気がします。

 

わたしは思いました。

 

これまでの人生で、何か本気で取り組んだ物事があっただろうか。


多分無いと思います。

 

わたしのしていることは、基本的に嫌なことやめんどくさいことから逃げているだけで、その先々ではしゃいだりふざけたり、たまに真面目になったりしているだけなのですから。

 

命どころか、自分の精神すらも、わたしは安住の地で落ち着かせることで精一杯なのです。

 

そんなことを、酒を飲みながら忘れようとしています。

 

何かに溺れてなかったことにしようとしています。

 

はたして、そのままでいいのでしょうか。

 


「そのままでいいんだよ」と言ってくる人が、わたしは嫌いです。

 

なんだかわたしの変化していく可能性を封じ込められたような気がしまいますし、慰めにも労りにもなっていないからです。

 

そのくせ、わたしはそのままであろうとしています。

 

前に進んだときに出会う、少しの壁や崖が怖いのです。

 

そのままでいいんだよ、とかふざけている。


そう思うなら、動くしかない。


一度くらい、死ぬ気で何かに取り組んでみたい。

 

 

そんなことを思うこの頃です。

 

では。

 

 

 

f:id:ujimanpuku:20210304211247j:image