放浪記

何気ないようで、やっぱり何気ない。そんな日常を綴っていきます。

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

模索人の慰め言

普通に偏差値の高い高校、大学に行き、安定した職について、結婚して子どもができてハッピーに老後を送る、そんな人生がマジョリティーとして扱われているものなんだろうけれど、今この段階で家を飛び出して、職もまともに決まらないままでNさん宅に居候して…

雨音と無職

その辺にある微生物よりも小さい私の心なんですけれども、色々悩みすぎた挙句、もう疲れてしまって、何もする気が起きないようになりました。そして最終的には、なすがままになればいいだろうとやけくそになり、ある意味無敵というか、じゃあ最初からそうい…

私、心配性なんです。

仕事が決まらない居候の現状にモヤモヤが止まらなくなっている今、ああ、そういや私は心配性だったんだと思い出しました。もし、このまま仕事が決まらなくなればどうしようだとか、そういや最近の食費に結構な額を使ってしまったせいで入居予定のシェアハウ…

濡れた肉まん

Nさんは隣の部屋でピアノを弾いている。私は肉まんを蒸し器で温めているが、いつ出来上がるのかもわからないので、ずっと居間で完成するのを待っている。料理を蒸す経験もなく、それもまた初めての試みとしてやってはいるものの、もしや焦げてしまわないかと…

独りよがりの居候

今、私は居候の身であり、仕事はしておらず、そして決まっておらず。Nさんの家で一人、これを書いている。何かそわそわするような気もする。昼間、昨日応募した介護系の派遣会社から連絡が来て、私が昨日応募した勤務先では働けないが、ほかの老人ホームでな…

二度寝前

Nさんは早々に仕事に行ってしまったので、今この家には私一人しかいない。3日間続いた雨はようやく上がり、さっきタバコを吸いに外に出ると空は晴れていた。アスファルトはびちゃびちゃに濡れていたので、夜も降り続けていたのだろうことが分かる。連日続く…

短期的大津市移住

昨日の朝、仕事に行くフリをして荷造りをし、キャリーバッグに詰め込めるだけ私物を詰め込み、そして家を出たのです。中途半端に片付けた部屋には、最低限の置き手紙だけを机に残し、警察沙汰にはならないよう予防戦は貼っておきました。最初は置き手紙をす…

プラレールのように道を繋ぐだけ

大江健三郎の本は95%ほど読破したくせに、急に読む気が失せてそのまま本棚に仕舞い込んでしまったのだ。いまいち集中出来なくて、いざ読み込もうとしても、あれやこれやと変な空想に浸りがち。多分今が生活の変わり目で、もうあと2日で仕事が終わり、そして…

正月もいつの間にか消えたわけで

色々とやらなければならないことはたくさんあるけれど、それでもこうなんか身体がうまく動いてはくれないとかいう言い訳のようなそうでないような。明日と明後日で、今の仕事とはおさらばなわけだ。そして新しい生活のスタートなのだけれど、それもまた始め…