放浪記

何気ないようで、やっぱり何気ない。そんな日常を綴っていきます。

哲学に染まりつつある頭の中

 

少しずつ共有ルームでの居心地もよくなってきました。

誰かがいてもそこまで気にせずキッチンで料理をしたり、ぎこちなくとも会話の量は増えてきたりと。

でもまだまだ自分を出しきれていません。

前職で毎日顔を合わせていた野郎たちに対してゲラゲラしていたあの時の私は遠い顔のように、

今はこっそりと座敷童子のように物音もそこそこに暮らしているわけです。

 

緩やかな個室でこれを書きます。

 

哲学を読み漁る日々はもうしばらく続きそうですが、

時折何を読んでいるのかわからなくなるほどに新しい概念や単語が飛び交うわけで、

たまにこうして頭の整理ともいえる形で自分の内面を綴ることが必要のようです。

アリストテレスとか、カントとか、デカルトとか、

いろんな偉人たちがこぞって現れて独自の思考を未来に残しておいたのだなと、

触りの部分でしか理解に及んでいません。

しかし、最初から全てを理解できるほどに、

私の頭はよくできていないわけでして、

少しずつ馴染んでいくように、言葉の端々から意識して自分の内面と統合させていきます。

そして知らぬ間に習得しているような、

ほぼ自然な成り行きで物事を覚えていくのが自分のやり方に合っている気がするので、

そんなふうにして接していくわけです。
哲学はここ最近のご時世、少し需要があるみたいでして、

過去の哲学者たちの文献を解説したものや、

哲学の歴史をわかりやすく執筆したものなどが、電子書籍等で気軽に読めたりします。

私も今まで、近代文学にそこそこ触れてきた者ですので、

作中でニーチェやカントの名前などはちょいちょい目にしてはきたのですが、

では一体彼らがどういった偉業を成したのか、それを追求したことは全くもってありませんでした。

今こそ、そんな哲学者たちを学ぶいい機会なのかもしれません。
今までまた何気なく読書をして、

読み散らかす具合で終わらせてしまうことが多かったので、

もうそろそろ、腰を据えた読書というものを経験してみるのも悪くないなと、

せっかちな自分を少し抑えた感じでやっていこうかと思います。

色々挫けそうではありますが...。
では。

 

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