放浪記

何気ないようで、やっぱり何気ない。そんな日常を綴っていきます。

イン・ザ・サンマルク


テーブルの上のお盆には、

食べ散らかしたクロワッサンの袋とおしぼり、飲み干したコーヒーカップ

あと読みかけの乙一の小説が一冊。

 

室内はぼんやりとした橙の灯りが所々に灯されている。

その光に当てられて読書をしていると、

ふと顔をあげたときに光の具合で焦点がぼやける。

目がしょぼつき、

視力が幾分か悪くなっているような感じがする。

夕方16時の土曜日、

ふとした休日の合間、

買い物中の梅田駅、

私は気が向いたらよく梅田に行く。


 

サンマルクカフェの地下一階でこれを書く。

 

 

室内には、

これでもかというほどに、

テーブルと椅子がある。

土曜日ということもあって、

この空間はテーブルを時間を潰している人たちで賑わう。

勉強や仕事をする若者や、

がやがやと話す女性陣、

パンをむさぼる老人など。
もう少ししたら、

ヨドバシの8階あたりにあるダイソーに買い物に行こうかとも思ったけれど、

いやその前にブログの一つでも書こうかという気になる。

別に大した意味はない。

 

日々を少しだけ振り返る。

 

1月から2月の上旬にかけての日常は、

慌ただしい日々が続いていたように思うが、

ここ最近は落ち着いてきている。

 

1月21日に京都の実家を飛び出し、

そこから大津のNさん宅へ、

そして大津でのニート居候生活も脱却し、

大阪のシェアハウスへとたどり着く。

そして放浪を重ねた現在、

そんな過去の出来事も忘れてしまいそうなほどに、

落ち着いたデスクワークに留まっている。

そういえば私は居候してたんだな、

無職だったんだなと、

他人事のように過去を思う。

毎日高層ビルに通い、

スーツ姿やオフィスカジュアルに混じってエレベーターに乗り、

職場での研修を重ねる日々。

昨日でようやく研修も終わり、

月曜日から本番になる。

わからないことだらけなのは相変わらずだ。

 

とりあえずSさんに26日は休みが取れたことを連絡する。

お昼過ぎにはTーさん宅に向かう予定。

知らぬ間に今月も終わってしまいそうなので、来月からはまた新しい分野の勉強もやろうかと思う。

しかし今月決めた哲学の勉強も、

やっているにはやっているが、

思った以上に習得できたことは少ない気がする。

まばらな具合で、

哲学者の名前とか概念を覚えてはいるくらいだ。

まあいいかと、

私はそろそろカフェを出る準備をする。

 

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